パノラマ

最近、自分の中でパノラマブームが来ています(笑)
いえ、別に今に始まったことではなく、昔からちょくちょく。
普段はカメラの基本のフォーマットで撮ることが多いですし、必要なら後でカットしてやればすむことです。
でも、時々妙にパノラマが楽しくなることがあります。あんまり難しいこと考えずに気楽に撮りながら。

で、その時々でお気に入りの比率(アスペクト比)が変わったりします。
難しいこと言うと、プロジェクトでコンセプトがあったりして比率も自ずと決まったりもするんですけど、まぁ、楽しむのに堅いこと言ってもしょうがないですしね。

多くのカメラが採用している比率は2:3。フィルムの頃からの比率ですね。
フィルムの頃にもパノラマ写真のブームがあり富士フイルムなどもパノラマプリントをサービスに加えていたりしましたし、カメラもマスクで隠す機構でその比率に対応できるようにしていました。

最近デジタルカメラはメニューで選択するだけで比率変更をすることができます。もちろん普通にカメラの基本の比率のまま撮って後でトリミングすることもできます。ましてやRAWで撮る人はパソコンでの作業が基本ですからそのときに切ればいいことです。
でも撮影時にカメラで設定してやればフレームが表示されてきっちりとその比率でフレーミングできますし、撮るときの緊張感が少し変わってきます。

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最適な比率は?

比率に決まりなんかありません。好きな比率で撮ればOK。
カメラにお気に入りの比率がなければ、それこそ後でその比率で切り取ればOK。ただ長辺は減らさずにできるだけ画素を無駄にしないようにしたほうが画質への影響を最小限にできます。
このページトップの画像は2.35:1の比率の画像です。これは後から切っています。以下にいくつかの比率を並べてみますが、ちょっと比率が変わるだけで微妙に空間の見え方が変わってきます。

まず、これが35mmフィルムサイズと同じ2:3。多くのデジタルカメラもこの比率を基本としています。4:3ともう少し幅が狭い比率を採用しているカメラもありますが、多くが2:3ですね。

16:9はテレビなどでも採用されている比率で馴染みがあるでしょう。
一番下の2.854:1はフジのパノラマプリントの用紙比率。その他、21:9はSIGMA fpなどで選べますし、65:24は富士フイルムやパナソニックのカメラでも選べる比率です。
メーカーによってはあまり積極的に色々な比率を用意していないメーカーもあります。おそらく必要なら後で切れ、ってことですかね。

ここのところThrough the Lens(TTL)のページにいくつか載せていますが、見慣れたシーンも普段と違う比率で撮ると違った空間に見え、新鮮で気分が変わります。
特定の作品のために撮ってるわけではないので、その日によって比率は微妙に変えたりしていますが、SIGMA fpで21:9を使うか、GFXで65:24で撮ったりしています。僅かな比率の違いでも大きくイメージが変わることもあるので、作品にするときは慎重に検討したほうがいいですよ。

ちょっと気分を変えたいときは、こんなパノラマで遊んでみるのもいいかもしれませんよ 🙂

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