時代はキャッシュレス!?

べつに、コレクションしてるワケではありません 😅
これ、何かというとカード決済やコード決済を可能にするカードリーダーなどの機器。

気になってるという同業の友人もいるのでちょっと書いておきましょ。
コロナ前に色々と計画してたんですけどねぇ・・・。

最近はいろいろな決済サービスが登場してきていますが、メジャーでユーザーも多いのがSquare(スクエア)、Airペイ(Airレジ)、楽天Payなど。
別に使うサービスは1つでいいし、カードリーダーなども1つでいい・・・んだけど、そうもいかない仕組みで増えていきます 😅

カテゴリー毎に別登録?

米国ベースとなっているSquareはアカウント(店舗登録)が1つでいいんだけど、Airペイや楽天Payなどの国内サービスは扱う商材ごとに店舗を登録して、別店舗として利用するんです。これが実に不便で呆れるもの。

おもちゃ屋さんとか、コーヒーショップなど売るもののカテゴリーを限定できる業種の人はそれでいいのかもしれないけど、ワタシのところは撮影業務を請け負うし、もちろん作品も販売するし、書籍、カメラアクセサリー、電子機器や文具など、複数のカテゴリーの商材を扱う。
いま上でリストしたものはすべて別カテゴリー。つまり、それぞれで店舗登録として審査も個別に受ける必要があるの。そしてその審査も厳しいのが国内サービス。
そういう煩わしさがないSquareはさすがカード社会のアメリカのサービスですね。Squareはほぼ誰でも申し込めて、禁止されている特定のもの以外は1つの店舗で何でも販売できます。審査もありますけど入り口をかなり広くしてあります(でもちょっとでも怪しい動きをすると解約されるそうです)。

だったらSquareでいいじゃない、って思うかもしれないけれど使える決済方法あまり多くない。カードはいいとしてコード決済などは別。PayPayやEdy、楽天Pay、auペイなどは(今後増えるかもだけど)非対応か、別の有料サービスが必要。

そうなるとPayPayが使えるAirペイ、Edyや楽天Payが使える楽天Payサービスも必要に。PayPayを個別に申し込むこともできるけど月額料がかかるのでウチみたいなところでは厳しい。
ってことで、それぞれを申し込み、しかも審査が厳しいというのであれこれの商材で店舗を分けて申し込み。
そしたら一通り審査を通って、それぞれの店舗用のカードリーダーなどが送られてきたので 写真のように機器が増えているのでした 😆

※追記:コメントでお知らせ頂きましたが、PayPayは月額料を払わずに決済手数料を上げるパターンもあるようです。PayPayだけを追加するならそれもアリかもしれません。複数決済に対応しているマルチ決済のほうが色々便利ではありますが、PayPayだけを足したい場合は個別申し込みも選択肢に入れる必要がありそうです。

低コストで開始、維持

カードリーダーの端末代だけど、Airペイとか楽天Payは ユーザーを増やすために端末料無料のキャンペーンをずっとやっていてお金はかかっていません。
1つの店舗ごとに1台プレゼントされるので、申請した店舗(カテゴリ)ごとに端末が増えていきます 😅

でも、使うのは1台でもできるので、同じサービスで複数の端末をもらった場合は(正確には貸し出し)、壊れたときの予備としてストックしておけばよろし。実際よく壊れるらしい。2万円するらしいのだけど・・・。

ちなみに、タイミングによってはプリンターなどの周辺機器をプレゼントしてくれたり、激安で販売してくれるケースもあります。
Airペイなどは現在レジに使用するためのiPadまで無料でプレゼントされます(決済に使っていないと後で請求されますよ〜)。

Squareはたまに端末無料のキャンペーンをやっていて、キャンペーン中でなくても過去にキャンペーンでもらった人が安くオークションに出していたりするのでそれを買えばOK。

なのでこの手のカード決済の機器を揃えるのは大したお金はかかりませんし、月額料も無料で、必要なのは売り上げたときの決済手数料のみ。

バカバカしいのは・・・

とりあえず申し込んで審査が通れば一段落。なんだけど、Square以外には大きな問題も。店舗によってはお客さんが怒ってしまうかもしれません。

たとえば店舗なりイベントなりで複数の商品を販売するとします。
作品集(書籍)、インク(文具)、PC小物(電子機器)、チューインガム(食品・製菓)を並べておいて、お客さんがそれぞれを買い物かごに入れて持ってきたとします。

この場合、扱う商材のカテゴリが全部違います。Airペイや楽天Payではそれぞれのカテゴリーでアカウント(正確には登録店舗)が違います。

で、どうなるかというと、まず書籍で決済して支払ってもらい、次に文具を決済、次に電子機器を、次に食品を・・・・・と、カテゴリ毎にいちいち決済してもらう必要があるんです。こんなんお客さん「面倒くせぇな〜」って怒っちゃいます。1回で支払いが終わらないんです。2回に分かれるだけでも 基本的にじゃ現金でってなります。

これはほんとにバカバカしい仕組み。
Squareは全部を1回の決済で終わらせられます。

複数の店舗を登録するとそれぞれの店舗用にカードリーダーを送ってもらえるのは助かるんだけど、1台のiPadで運用しようとしている人は、このカテゴリーを切り替えるために いちいちアプリをログアウトして 改めてパスワードなどを入力して別の店舗としてログインし直す必要があります。4つのカテゴリーの商品を持ってこられると、3回は再ログインが必要。
もしくはiPadとカードリーダーをその店舗の数だけセットで用意して、それぞれでログインしておき使い分ける必要があります。

いずれにしてもお客さんにとってもお店にとっても最悪な使い勝手になります。
あくまでも複数カテゴリーの商材を扱うお店にとっては、ですけどね。
これは早くなんとかしないとどんどん外資系のサービスに持っていかれますよ〜。Squareなどはサポートも丁寧でいいですから。




だったらなんで複数サービス?

そんな面倒なのになぜ複数のサービスをワタシが使っているか。
まずは先程書いた PayPayやEdy、楽天Pay、auペイなどの支払い方法を増やすため。まぁ、別にそんなに増やさなくてもいいんですけど、審査に通らないかもと警戒して色々申し込んだら 通っちゃったんですけどね 😅

他の大きな理由は以下のようなもの。
ちなみに、プリンターを自腹で買う場合は、複数サービスに対応したものを選んでおくと吉。

安定性

これには2つあって、イベント(ワタシの場合はこちらがメイン)や移動店舗などでは 携帯電話の4G、5G回線を使います。その回線ごとに時々不安定となるサービスがあり、使えるサービスと使えないサービスが日毎、場所毎に発生することがあります。そのために決済手段を複数持っておくことが必要になります。回線がベストエフォートである以上はしかたがありません。ワタシの場合は携帯回線の会社を3種使っているので完全に圏外になることは少ないけれど、圏内でも起こりますのでリスクヘッジしておく必要があります。

もう一つはサービスそのものの安定性。
メンテナンス中は使えないサービスもあります。その間、オフラインで決済できるサービスもありますが、オンラインに戻したときに正しく反映されない(入金されない)といったことも起こっているようです。サービスを中断しないメンテナンスを行うサービスもあるけれど、上記の回線の問題は残ります。

つまり、いざ現場で何も使えないという事態を避けるためには 複数サービスの併用が必須ということに。

サービス内容

ここが結構重要だったりしますが、まずはサポート。
電話でいつでも受けてくれるか、その対応が良いか。まぁ、これを理由に複数サービスを使う必要はないけれど、複数使うと違いが見えてきます。サポート電話番号が0570とか使うのはどうかと思いますけどね。Squareは外資ベースだけどとても良い感じ。

次にレジ機能。
単に金額だけ入力して決済するだけならどこでも大丈夫だけど、何をいくつ買ってと打ち込んでレシート(あるいは領収のメール)も出すとなるとレジアプリが必要。このレジアプリも有料、無料と色々あって選び方にいろいろポイントがあります。

一番連携がしっかりしているのがAirレジ。Airペイ、AirペイQRなどリクルートの自社サービスはさすがに完全リンクされます。そして提携しているのでSquare決済も取り込めます。楽天ペイは正式対応していないけど、外部決済としてレジで使うことはできます。
そしてこのAirレジはやよいやfreee、MFなど会計ソフトとの連携もできて、他にもいろいろなサービスとの連携が充実。さらにこれからは電子帳簿で厳格化されるジャーナル出力にも対応。
ワタシがAirペイ系も使う理由の一つがこれです。

楽天Payはというと、自社ではレジアプリを出していません。なので他のサービスを使う必要があるのだけど、正式対応しているのは有料レジアプリのみ。一部無料で使えるレジアプリも、連携するには有料となる場合がほとんど。旧来のレジシステムよりは遥かに安価だけど維持費を抑えたい小規模店舗には向きません。
なので楽天Payだけというのは 使い勝手では厳しいかもしれません。スマレジの無料プランで使えるといいんですけどねえ・・・。
一応情報はcsvに書き出していろいろな会計ソフトにインポートできますが、面倒です。

Squareは自社のレジアプリもあり、ネット販売サイトも用意してくれてサービスは充実。レジアプリも機器もデザインがきれいで、おしゃれにまとめられるのはメリット。
ただ他の決済方法(Airペイや楽天Payなど)はすべて外部決済として扱い、会計ソフトはfreeeなどには対応しているけどやよい系には非対応など偏りがあり、連携の幅もAirレジほど広くない。

と、レジを含めたサービス機能には結構差があり、充実しているのはAirレジ。
なのでAirレジを母艦にして、各決済サービスを使うのが一番スマートな流れになるかと。
見た目的にはSquareが一番スマートなんですけどね 😊




突然の契約解除

ここまで書いた内容でもわかると思うけど、細かい機能にこだわらなければSquare1本でいくこともできる、と思うでしょう。ワタシもそう思います。
Squareは審査も簡単で誰でもすぐに使え(最短3日程度で使えるようになります)、いろいろな商材を1店舗で扱え、機器やアプリのデザインもきれいでオシャレと、いいことづくめ。EdyやPayPayにこだわらなければSquare1本でイケます。

※追記:2022年8月現在、SquareにてPayPayによる決済が可能になりました。PayPayのために他のサービスを利用する必要はなくなっています。

ただSquareが怖いのは突然の契約解除。
この契約解除はもちろん他のサービスでもあります。
契約解除は通常一方的にサービス会社から切られます。
規約に反する行為のあった場合に契約解除となるのだけれど、Squareが一番この契約解除の話しが多い。

というのも、Squareは誰でもすぐに使えるように導入時の審査がかなり甘くなっていて、それこそ誰でも使えて、落ちるほうがどうかしてるんじゃないかと思えるほど。
ただし普段の決済管理などはかなり細かくチェックされており、少しでもおかしな行為を行うとすぐに切られる、ということらしい。細かい理由などは説明・公開されませんので、基準等に関してはわかりません。最近はどうかわかりませんが、とにかく突然 契約解除されてある日決済しようとしたらできなくなってる、というケースがあります。
これが怖いのでワタシはSquare1本というのに踏み切れずにいて、複数サービスを使っています。

もちろん契約解除をされるにはそれなりの理由があるはずなわけで、正しく使っていれば大丈夫なはずです。実際ワタシの知人のお店でSquareのみのところもあり、長年問題なく使っています。ただそれでも解除された、というレビューはいたるところで見かけます。
なのでSquareをベースにする方も、予備の決済方法を一つは持っておいたほうが良いかと。

Airペイ系でも楽天Payでも解除されることはあるようですけど、レビューではたくさんは見かけませんし、正しく使っていれば大丈夫なはずです。

中にはホントにいい加減に使う人もいますからね。犯罪絡みもあるかもしれませんし。
なので規約はしっかり目を通しましょう!

まとめ

ということで、使ってみようって人はまずはSquareから申し込むことをオススメ。
Squareはほとんど誰でもといえるほど簡単に申し込み、利用でき、しかもかなり短期間で使用開始できます。Squareを使ってみようと思う方は以下のリンクから申し込んでみてください。決済手数料が割り引かれます(単なるアフィリエイトではなく、お互いにメリットのあるリンクです)。

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で、Squareに申し込んだらAirペイ(Airレジ・AirペイQR)か楽天Payのどちらか、または両方にサブとして申し込むのが吉。もちろんワタシのようにAirペイ系をメインとして、サブに他を使うのもあり。

機能の充実度でいったらAirペイ系(Airレジ・AirペイQR)、Edyや楽天Pay決済に対応したければ楽天Payを、といったところでしょうか。

Airレジ(Airレジ・AirペイQRの申込みもこちらから)と楽天Payの店舗用サイトのリンクを以下に。以下は紹介リンクではありません。ワタシの知人で紹介を希望される方は個別に連絡ください。Airと楽天は個別メッセージでしか紹介できませんので。

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コメント

  1. 伴貞 より:

    paypayは月額払わなければ手数料が0.3%増えて1.98%です。
    それでもマルチ決済としてPayPayを利用するより安いので、私はPayPayはマルチ決済とまた別に単独運用しています。

  2. Kohji Suwa - LIGHTPARTY より:

    なんと、そうなんですね!
    そこまで細かく確認できていませんでした。てっきりキャンペーン終了後は月額払いのみかと思っていました。
    注釈、追加しておきます。ご指摘 感謝!

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