以下の投稿後にfreeeを契約して２年使いましたが、とてもオススメできるものではなかったので以下の投稿をしています。参考まで・・・。
今年も確定申告を無事に終えて一息・・・つけないくらいなんだかバタバタ。仕事っていう仕事でもないんだけど、いちおう業務としてタスクはたくさん。どうなってるんでしょ・・・自分でもよく分かりません・・・収入に結びついてないけど (^^;
さて、そんな確定申告だけど、これまでは「やよいの青色申告」というソフトで会計を行っていました。あっ、自分で経理やる人以外には今回はつまんない内容です (^^;
で、その「やよいの青色申告」が今回申告時期なのにバグを出して、そのアップデーターが出るまで確定申告ができないという大失態。こっちの準備はとっくに終わっていたのに、ソフトのアップデート待ちというくだらない時間を過ごしてしまいました。アップデートしてからはe-taxですぐに終わりましたけど。
で、そんなバグがあったからというワケでもないけれど、会計ソフトを見直すことを検討。
これまではデスクトップ版の「やよいの青色申告」を使っていたのでWindowsでもMacでも使えていろいろな改正された電子帳簿法にも対応して、外部システムとの連携もしやすいオンライン版を、と考えて。
「やよいの青色申告」にもオンライン版があり、老舗のソフトがベースなので内容面での信頼性は高い。でも、オンライン版はまだちょっと微妙な面も。ってことで、いろいろ見ているわけです。
メジャーなところではその「やよいの青色申告オンライン」、「freee（フリー）」、マネーフォワードの「MFクラウド会計」って３つ。それぞれにいろいろクセやら長短所があるのでなかなか優劣はつけにくい。ましてやわれわれ素人には。
鍵となるのは改正された電子帳簿保存法ともうすぐ始まるインボイス制度への対応ね。
いろいろ調べていく中で、いろいろなサービスとの連携を広くカバーしているのが「freee」。 でもちょっと高い。値段なら最安プランでいろいろできる「やよいの青色申告オンライン」が有利。ただし、「やよいの青色申告」デスクトップ版は対応しているのに、「やよいの青色申告オンライン」は「優良な帳簿の電磁的記録による保存」ってのに対応していない。これは今後青色申告の優遇で困ったことになるはず。しかもやよいは（デスクトップ版もオンライン版も）レシートなどをデジタル化して読み込めるけど、その画像としての保存はできず、今後できるようになってもおそらく別の有料サービスとか。
「freee」は「優良な帳簿の電磁的記録による保存」に対応。しかも銀行系だけでなくいろいろなサービスとの連携がかなりしっかり用意されている。で、仕分けが簡単とか初心者でも、って言われているけど結局面倒な部分を知らないといじれないのは一緒。すでに何年も自分で帳簿管理できているなら簡単とか難しいとか、普通に使う範囲では関係なかったりします。消費税納税やレシートなどの保存にも対応するけど、対応できるのはやよいの最安プランより倍以上するちょっと高めのスタンダードプラン以上。やよいと同価格帯のスタータープランでは何にもできません。読み込めるレシートなど月に5枚って、馬鹿にしてんのか？って内容なので。
「MFクラウド会計」はワタシが求める外部連携先に対応しておらず、パッとしないので早々に除外。外部連携はそこそこで来て、機能的にはとりあえずそろってる。値段はfreeeのスタンダードよりは少し安いけど、やよいの最安の倍以上なのはfreeeと同じ。
インボイス制度が始まったら登録するので売上に関係なく消費税納税も毎年必要になるけど、そのための機能がなく、別のソフトで使える中間ファイルしか作成できない。しかもその別のソフトは高いしウザい（笑）Windowsのみだし。
と、ここまで調べてみるとfreeeが良さげ、なんだけど・・・
実は大切なソフトの会社の状態
freeeは新興勢力で現在発展途上。ちゃんとお客さんを増やしてるけど、実情は経営は大赤字。
ただこれは赤字だからダメな経営ではなくて、先行投資を異常なまでに行っていて融資でそれ以上のお金を集めているけど、客よりも赤字の方が多くなっていってるって状態（笑）
とりあえず回ってるけど今後は激しく買収されたりなんて動きがあるかも知れない、なんて読んでたりします。
おいおい、たかが会計ソフトでその会社の経営状況まで調べるんかいっ！って思われるかも知れないけど、実は大切だったり。
ワタシも別に普通のソフトではそこまで調べて使ったりしません。Adobeがどうとか、Blackmagicがどうとかね。
ただね、今回の法律の改正でデジタル化したデータを残したりしないといけないんだけど、法律が「ソフトウェア会社の変更を想定しない」のよ！保存したデータをユーザーがバックアップしておくのは当たり前としても、そのバックアップが法的にどこまで有効かが示されておらず（2項目以上の検索ができる状態でないと優良な保管方法にはならないからね）、そのソフト会社がつぶれちゃってデータの途中移行するとどうなるなど、まるで法律内に見当たらない。一つの会社を使い続けることが想定されているとしか思えない法律になってるのよ。
つまり、使い続けられそうな会社のシステムを選ばないとだめってこと。
その変わり目がまさに今なの。変えるなら今しかないのよ。タダでさえ会計ソフトは入れ替えが難しいですからねぇ。
ソフトを変えられないなんて理不尽はそのうちなくなるだろうけど（だから猶予期間とか作ったのかもしれないけど）、しばらくはその穴が続く可能性があって、こっちが形を固めておかないと、ってことなんですよね。
さて、とりあえずfreeeのアカウントを作ってみるかな・・・。
