我が家の庭にはモズがいつもやってきます。今年はツガイの状態で居座り、ヒナも誕生。そして巣を離れて特訓中。これがまたカ〜イ〜の 😊
で、その愛らしい幼鳥を借りてる機材を色々使いながら撮影。機材は仕事で借りたものだけど、これは自分が遊びで撮るのとなんとなくのいろいろなテストのために。
まず上の最初のフレーミング。これはフルサイズで400mm使用時の画角。
この状態で、AFエリアをワイドな状態(できるだけ広い範囲を自動選択)で鳥個体、瞳を認識してくれるカメラはありませんでした。
最新のα1とFE100-400mmF4.5-5.6 GMでもさすがに識別できず。α1のAFはスゴイのでどうせなら鳴き声の方にレンズを向けたら鳥を画面で探してくれるといいんですけど・・・って、まだそこまでは無理ですね 😅
ただα1はエリアをワイドにせず、ゾーンだけ指定してやればこの状況でもしっかり鳥の目を補足。メチャちっちゃい認識枠が表示されてしっかり目にピントが。これはスゴイね。
で、まず機材の話からすると、α1以外にはシグマの100-400mm F5-6.3 DG OS HSM|Contemporaryを使用(新しいDG DNの方ではなく)。で、純正アダプターを介して各カメラで使用。EOS R5も同様の撮影を行っていますが同じシーンではテストできていません。認識の度合いとしてはα1とほぼ同じだけど、ややα1の方がしっかり目を補足。
LUMIX S5ではシグマのLマウント用のアダプターを介して撮影し、目の枠は表示されないけど、鳥として認識。これも同じくエリアをある程度限定してやると一番上の写真のフレーミングの状態で鳥を補足。コントラストAFのみだけど意外と優秀。
普段仕事で使っているフジのX-H1にはFLINGERのアダプターを介して撮影するも、カメラに動物の認識機能は無いので全く鳥としては認識されず。まぁ、これは世代の問題もあるのでしょうがありません。
ただ、被写体が小さいと どのカメラも認識まで結構時間がかかります。
相手が小さいのですぐに補足はせずに、何度かシャッターボタンを押し直しているとそのうち認識するようになる、という感じ。周りがゴチャついていると他のものをご認識して一度ピンを逃すとまたやり直し。これが結構まどろっこしい・・・ 😑
認識を待つために何度か合わせ直していると鳥が逃げてしまうことも多々ありました。
これでは意味がない・・・ 😓
AFフレームをピンポイントで選択してそこで合わせたほうが百倍速い
となると、X-H1も含めどのカメラでも結果はほとんど変わらず。もちろんα1やR5はAFが速いけど。撮れる結果としては変わらず。
この辺の認識は今後もっと良くなっていくと思いますが、現状は使いようですね。
他のAFフレーム選択とうまく使い分ける必要があります。
となるとAF方式が選択しやすいカメラのほうが使いやすい。ボタンのカスタマイズなんかも使ってうまく割り当てて上げる必要がありますね。
で、今度は上の写真から、幼鳥付近だけをトリミング・・・
これはα1のデータ。
同じデータをスーパー解像度で膨らませ、そこから画素数を揃えるようにほぼ同じ部分をトリミングしたのがこっち↓
やや解像感上がっていますが、むしろ気になるのはノイズ。
ISO400での撮影で多少はノイズが多めのカットがベースですが、α1のISO400なんて少ないほうです。それでもノイズが見えるようになります。
でもおもしろいのは大きな粒に見えるようなノイズはむしろスーパー解像度で均されてやや粒のキメが揃ったようになっているのも不思議。このへんの処理は全く結果が読めませんね。
ソニーの画作りとこのスーパー解像度って、あんまり合わないんじゃないかな、と思い始めてます。同じソニー製と思われるセンサーを採用(仕様の違いは細かくあるでしょうけど)した他社のカメラとはちょっと結果が違い、ソニーは独特。画作りの違いからくるものかな。もともとソニーの画はピクセル等倍で見ると他と違うのがすぐに分かりますしね。
ということで、スーパー解像度も使いようで、このへんはまだまだいろんな画像で試してみないと分からないですね・・・。