原付スクーターで撮影に行こう!-3

グッズ&安全

「原付スクーターで撮影に行こう」3回め最終回はバイクでの撮影行で必要なもの、あると便利なもの、そして安全について解説しましょう。本シリーズにかなりのアクセスを頂いておりますので、まずは安全についてしっかり解説しておきましょう。次のページ以降ではグッズを見ていきます。

 

バイクでの撮影行も安全が第一

この企画では原付スクーターでの撮影を紹介していますが、バイクに関わらず自ら運転して撮影に行く場合、何よりも大切にしなければならないのは安全です。どんなにいい写真が撮れても事故を起こして自分や周りの人に怪我をさせたりしては意味がありません。自分も人も安全に、を心がけるようにしましょう。
まず大前提として、交通ルールを守ること。これは当たり前ですね。道路交通法に違反すれば当然ですが警察に違反を取り締まられます。明確な違反でなくとも、安全に関わることには注意をしましょう。

原付スクーターで撮影に行く場合、2つのケースが考えられます。
撮影地までの移動手段として原付スクーターを利用し現地では徒歩となる場合。そして現地でも原付スクーターであちこち動き回る場合です。
現地までの移動手段とする場合は普通に交通ルールを守って、荷物などが崩れないようにしっかり収納しておくことが大切。問題は現地で細かく動く場合です。
基本的には車で移動する場合も注意すべきことは同じですが、細かく動ける原付スクーターだからこそよりしっかり意識して運転する必要があります。

 

走りながらポイント確認はしない

走りながら、ではなく、必ず停車してポイントを確認。バイクでどこか一カ所を注視して走るのは危険きわまりない。

撮影地で良いポイントを探しながら動く場合、注意して頂きたいのが運転中によそ見をしない、ということです。運転をしていれば標識や周りの車や歩行者、飛び出しの可能性など、あちこちに視線を移しているはずです。逆に道路の真正面しか見ていないのは危険です。視線を細かく動かして安全を確認しながら走行しましょう。
そして撮影ポイント確認はその一連の運転の視線移動で見える範囲にとどめます。
もし気になる場所があれば、必ず道路脇にウインカーやハザードランプをつけて停車してから確認しましょう。間違っても走りながら振り返ったり、凝視したりしてはいけません。危険です。走りながらでは細かいところは見えませんから、意味がありませんし危険です。必ず停車して確認しましょう。細かく撮影ポイントが散らばっている所でも、走ってはちゃんと停車して確認、を繰り返すようにしましょう。

 

機材をしっかり収納して移動

ステップやハンドルに三脚をかけたりなどもってのほか!ちょっとの移動でもしっかり収納しましょう。

三脚やカメラなど、原付スクーターで移動する際にはしっかりと機材を収納しましょう。
三脚などを脇に抱えたり、脚を乗せるステップに置いたり、ハンドルに引っかけて移動することは非常に危険ですので間違っても行わないでください。
また、カメラ等を収納したバッグのファスナーやバックルなどはしっかり締め、機材が落ちないように気をつけましょう。
これらは自分の機材が何かしらの被害に遭うからということももちろんですが、機材などを落下させると他の車やオートバイに迷惑をかけます。少しの距離・時間の移動だからと油断せず、安全を徹底しましょう。
三脚などの収納に関しては以下のPart2をご覧ください。

原付スクーターで撮影に行こう!-2
「原付スクーターで撮影に行こう!」 連載二回目は収納について紹介しましょう。 スクーターというと持って行ける荷物が少ないのでは?とか、しっかり撮るのに三脚を持って行くのが厳しいのでは?と聞かれます。また、カメラのような精密機器は振動に弱いか...

 

一時停車の場所に注意

ポイントを見るための一時停車でも、しっかりバイクを端に寄せたり、車通りの多いところではエンジンを切って歩道に乗せてポイントを確認する癖をつけましょう。

ポイントを確認する際の一時停車する場所も注意してください。
大きなトラックが通るような道路では道路脇では一時停車も危険ですし迷惑をかけます。一時的にエンジンを切って歩道側に入れてからポイントを確認しましょう。
車通りの多い狭い道では原付スクーターといえども停車すると迷惑な場所もあります。そのようなところでは見送って、安全なところに停めて歩いて見に行きましょう。
その他、交差点の手前、カーブ付近(前後エリア含)など、危険な場所では絶対に停車しないようにします。よほど大きな路側帯が設けられたカーブでは十分に停めるスペースがある場合もありますが、そのような場所は曲がり損ねた車が突っ込んでくる場合もありますので危険を伴いますので注意が必要です。

 

まわりの車に迷惑をかけない

ここまでは「危険だから」という書き方をしてきましたが、注意すべきなのは危険性だけではありません。周りのドライバーやライダーに迷惑をかけないということも重要です。自分が後ろで車を運転していたら嫌だなと思うことは避けます。車の間を縫うように走るすり抜けも当然避けます。車を運転する側からすればとても迷惑です。

またこれは実際に車でもよく見かけますが、撮影ポイントなどを確認しながら走行してノロノロ走行する行為。速度違反ではありませんので交通違反ではありませんが後ろの車からすれば迷惑以外のなにものでもありません。
良さそうな場所を見つけたからと、急に止まったり、急にUターンなどももってのほかです。追突されます。走行中は後ろにも気を配り、気になることがあって流れに遅れそうならすぐに後ろの車などに先を譲りましょう。

 

駐輪場所にも注意

しっかり撮影するなら、駐輪場や駐車場にできるだけ停めます。なければ邪魔にならない位置に。

いざ良い撮影ポイントを見つけたら、原付スクーターを完全に停めて撮影しますが、その駐輪場所にも注意をしてください。近くに駐輪場などがあればそちらを利用してください。駐輪場がなければ、30分とか1時間といった長時間の駐輪なら広く安全な場所を選びます。
一時停車よりも気を遣って停める場所を見つけてください。
歩道に停めるケースもあるかもしれませんが、狭い歩道では歩行者を危険にさらしますので避けます。もちろん駐輪は短時間にとどめます。

筆者の居住エリアのように都市部ではなく地方のしかも郊外であれば歩道が広い場所も多く、道路事情に余裕がありますので比較的停めやすいのですが、都市部や観光地では停車場所に注意してください。

と、写真無しで文字ばかりたくさんになりましたが、走行中の悪い例は撮影もできないのでご容赦ください。

ここにあげたのは一例でしかありません。全部を細かく書いていたら何ページにもなってしまいます。とにかく安全に、そして周りにも迷惑をかけない、を心がけて原付スクーターでの撮影行を行って頂ければと思います。

次のページでは必要なもの、あると便利なものを紹介しましょう。

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